2016年5月15日日曜日

Fiio X7 アンプモジュール AM5 (あとBluetoothリモコン Fiio RM1)

Fiio X7用の高出力アンプモジュール「AM5」をちょっと試聴してみました。

Fiio X7 AM5モジュール

これまでに、X7本体に付属している「IEM用モジュール AM1」、それから別売の「ミディアムパワー AM2」がありましたが、今回の「ハイパワー AM5」で、当初から予定されていたモジュール三兄弟が出揃ったことになります。とりあえずこのAM5が出るまで様子見していたX7オーナーも多いことでしょう。

あと、残るは「バランス接続 AM3」モジュールが予定されています。(それとダミー用の「AM0」も出るそうです)。



AM5

各モジュールのスペックや搭載アンプチップなどについては前回ブログにて紹介したとおりですが、(→ http://sandalaudio.blogspot.com/2016/04/fiio-x7-am1-am2.html)、今回の「AM5」はさすが高出力をセールスポイントにしているだけあって、かなり強力な設計です。

デザインはAM1(写真右下)だけがヘアライン加工です

基板二枚でかなりコストがかかってます

ヘッドホン出力をテキサス・インスツルメンツ(TI)の「TPA6120A2」という総合チップアンプにまかせており、モジュール内の昇圧電源回路と合わせて、本格的な据え置き型ヘッドホンアンプにも勝るとも劣らないパワーを発揮します。TPA6120を搭載しているアンプは無数にありますが、ポータブルではたとえばソニーPHA-2やPHA-3なんかが有名ですね。もちろん駆動電圧はTPA6120チップではなく電源回路によるので、AM5とPHA-2の音質やパワーが同じという意味ではありません。

残念ながら、高性能アンプチップを乗せるだけで手軽に高パワーが得られるというほど世の中は甘くないので、このAM5を装着するとX7のバッテリー消費は20%程度悪化するそうです。公称スペックでも、AM1で9時間再生のところ、AM5では6時間程度と書いてあります。

再生時のボリュームを下げて使っていれば、バッテリー消費は変わらないんじゃないか、なんて思うかもしれませんが、高出力アンプ回路というのは無音状態で消費するアイドリング電流も結構大きいので、たとえAM1と同じ音量でのリスニングでも、AM5のほうがバッテリー消費は若干多いです。

このTPA6120というチップは、高度な電流帰還アンプ回路を内蔵しており、一般的なオペアンプ型ヘッドホンアンプのように周辺の電源回路をガチガチに固めなくても、このワンチップだけでヘッドホンの要求に対して瞬時に大電流を発揮できる、現時点では最高クラスのチップアンプです。

電源の心配がいらない据え置き型アンプであればもっと高度なアンプ設計ができますが、バッテリー駆動の場合は、現状ではこのようなチップアンプがほぼ理想的だと思います。

もちろんそれが高音質に繋がるかどうかはリスナーの判断次第ですが、スペック的にデスクトップアンプに迫るパフォーマンスという意味では、このAM5モジュールはかなり期待が高いです。

アンプモジュールの大きさはAM1、AM2と一緒で、デザインもAM2と同じなので、裏のラベルを確認するまで見分けはつかないです。

新品なのに変な黒いゴミが・・・

私自身はX7を持っていないので、今回試聴したのは友人から借りたものです。あいかわらずカラーリングが本体と微妙に違うのは中華クオリティですね・・・。

このAM5モジュールですが、新品を開封してみたところ、裏側にポツポツと黒いペンキみたいなもの(接着剤?)が付着していました。後日、また別の友人が買ったAM5を確認してみたところ、それにも黒いペンキが付着していたので、Fiioの工場でついたものでしょう。こういうのも中国製らしいですね。日本ではクレーム沙汰になりそうですし、国内の正式リリースが遅れるのも、こういった事情があります。

ちなみに、X7本体がAM5モジュールを認識するためには、最新ファームウェア1.91にアップデートする必要があります。

余談になりますが、いつごろからかわかりませんが、最近のファームウェアになってから、なぜかDSD128やPCM 352.8kHzなんかの高レートファイルで再生トラブルが頻発するようになったので、ちょっと心配です。

とくにDSD128は30秒くらいに一度プツプツプツというノイズが出たりして困ります。同じSDカードでもX5-IIやAK240では問題なく再生できているので、X7の問題です。

ちなみにカードの性能にもよるみたいです。SandiskのExtreme 64GBは大丈夫でも、Ultra 128GBではノイズが出たり、バルク品128GBでは再生すらできないファイルもありました。無論カードのフォーマットなどは同じです。そこまで読み込み速度が違うわけではないので、謎です。そのうちファームウェア修正なんかがあることでしょう。

出力

せっかくなので、AM1、AM2と比較のため出力電圧を測ってみました。0dBフルスケールの1kHzファイルを再生した際の最大ピーク電圧ですが、それにしてもAM5はスゴイですね。


高出力というのは単純に「無負荷時の電圧ゲインが高い」というだけかと思ったのですが、それよりも、負荷が50Ωを下回ってもしっかりと定電圧を維持しつづけてグイグイとヘッドホンをドライブしてくれる、この安定感は素晴らしいです。

大抵のアンプであれば最大音量では負荷が50Ωくらいから歪みが増大していき、歪まないレベルまでボリュームを下げる必要があるのですが、このAM5は20Ωくらいまで最大ボリュームでも音割れせず、最大電圧の11.7Vp-pをキープし続けています。

また、X7の設定メニューでゲインを「ローゲイン」モードに切り替えると、ほぼAM1の「ハイゲイン」モードと同じ、約5.3Vp-pになるのですが、グラフを見るとわかるように、AM1よりもAM5のほうが低インピーダンス側の出力がちょとだけ優秀です。AM1が8Ωくらいから落ち込むところ、AM5は5Ωまで定電圧です。

これはつまり、アンプの出力性能という点では、AM5は汎用性が高く、ローゲインモードに切り替えれば、たとえば低インピーダンスのIEMなどでも、AM1と互角かそれ以上の性能を発揮できます。

一方のAM2は、このあたりが中途半端なのが難点で、たしかに無負荷での最大電圧はAM1とAM5の中間あたりの9Vp-pが得られるため、ほとんどのヘッドホンにて必要十分なのですが、低インピーダンス側は、20Ωくらいから電圧がガクンと落ち込んでしまうため、IEM用途などではAM1のほうが若干優勢という結論になります。

ちなみに、X7の設定メニューでの「ハイゲイン・ローゲイン」は、AM2、AM5ではアンプモジュール内の回路ゲインを切り替える仕組みなので、単なるデジタル的なボリュームリミットではなく、アナログ的なゲイン切り替えだそうです。

つまりローゲインにすることでビット落ちの音質劣化が発生したりしないため、用途に応じて気兼ねなく積極的に切り替えて使いたいです。


Chord Mojoと比較してみても、AM5がかなり優秀なことがわかります。Mojoのほうが最大電圧は高いですが、実際そこまでの駆動電圧を必要としているヘッドホンは稀だと思うので、どちらも必要十分でしょう。Mojoの場合は出力インピーダンスが緩やかな傾斜を描いていますが、AM5は20Ω程度までガッチリと定電圧を維持しています。

これくらいハイパワーになると、どちらが優れているかというパワー競争は無視できる領域なので、どんなヘッドホンでも気兼ねなく使える安心感があります。

これらの最大出力スペックを見て、「でもそこまで大音量で聴かないし」なんて思っている人でも、実際は意外とサウンドに影響が出るものです。とくにマルチBA型IEMのように、低インピーダンスで膨大な電流を流すタイプのイヤホンでは、たとえDAPのボリュームが50%でもすでに電流不足に陥って、それ以上音量をあげてもサウンドがどんどん圧縮されて荒っぽくなるだけ、なんてこともあります。

逆に言うと、アンプのパワーが充実するにつれて、アンプごとのクセや弱点が目立たなくなり、音質差は少なくなるとも言えます。

もちろん実際の音質に関しては好き嫌いが分かれると思うので、単純にスペックだけを見て「AM1、AM2は音が悪い」なんて結論付けるのは愚かです。そのためにFiioはアンプモジュールという選択肢を提供しているわけですし。

音質とか

AM1、AM2、AM5でそれぞれいろいろと試聴してみました。

AM1、AM2、AM5

このX7アンプモジュールの唯一の難点は、ネジ留め式なので容易に交換出来ないことです。たとえば出先で用途に応じて気軽にアンプ交換とはいかないです。そのため、せっかく買ったAM5を普段常用するとして、IEMなどでも満足に使えるかどうかチェックしてみました。

Beyerdynamic AK T8iEをAM5のローゲインモードで使ってみたところ、AM1・AM2とはかなり音のキャラクターが異なることに驚きました。

簡単に言うと、AM1は繊細でフラット、AM2は中高域がグイグイ迫って来る、そしてAM5はビッグなスケール感、といった感じです。

ボリュームはAM5をローゲインモードにすればほぼAM1と同じになりますので、実用上はそこまで爆音で困るということはありません。もちろんゲインや音量設定を間違えて、爆音でドライバを破損するなんていうこともAM5ほどのパワーであれば起こりうるので、注意が必要です。

また、高ゲインのアンプはIEMでホワイトノイズが出る、なんて心配している人もいますが、基本的にローゲインモードにすれば気にならなかったです。

ところで、私自身は普段使っているAK240からX7に乗り換えようかと常々悩んでおり、これまでに何度もX7を友人から借りたり試聴したりを繰り返していたのですが、今のところまだその決心がついていません。X7の音質が悪いのであればここまで検討することも無いのですが、「そこそこ」悪くないのが困ります。(X7のソフトが完璧であれば、早々に乗り換えていると思います)。

AM1モジュールでAK T8iEのようなIEMを使って音楽を聴いていると、実際AK240とさほど変わらないな、なんて思っています。それぞれのサウンドの個性はあまり感じられず、音量も音色の仕上がりも似ています。AK240にはバランス出力対応というメリットがありますが、双方を3.5mmアンバランスで聴いた場合には、例えばAK240のほうが暖かみがあるとか、X7はクリアでモニター調だとか、両者の差はいわゆる味付け程度で、どちらか一方が格別に優れているとか破綻しているというほどでもありません。

AM2モジュールは、IEMとの相性が悪いと思いました。AM1よりもパワフルに、という狙いが裏目に出たような感じで、どうにも聴き疲れしやすい押しの強さがあります。高域や低域よりも、女性ボーカルやギターなどの「中高域」が熱気を持ってハツラツとしすぎて、エキサイティングに感じるものの、サウンドが目の前に迫ってくる余裕の無さを感じます。

退屈なサウンドのイヤホンを使っているのであれば、AM2で活性化させることも期待できると思いますが、たぶんX7ユーザーが所有しているイヤホンというのはそこそこ素の特性が良いハイエンド品だと想像しますので、このAM2の押しの強さにマッチするかは正直微妙です。

そしてAM5モジュールですが、こちらもハイパワーなのですが、IEMを鳴らしてみても、AM2のような中高域の押しの強さはそこまでありません。しかしその一方で、低域のスケール感や、高域の響きや伸びの良さなどが目立つようになります。

低域に関しては、量感も増しますが、ボワボワと空間を覆うような低域ではなく、メリハリやアタック感が強烈になる傾向なので、楽曲によってはダイナミックすぎるような場合もあります。

たとえばメインのボーカルにちょうどよい音量に合わせると、それ以外の伴奏楽器などの主張が強すぎたりする、いわゆるドンシャリタイプのサウンドと言えるかもしれません。

IEMでも、中域にスポットを当てた「音色重視」のイヤホンであれば、このAM5と合わせることで大きなスケール感を得ることができそうです。一方でAK T8iEのように響きが豊かなシングルダイナミック型イヤホンでは、ちょっと低音のメリハリが強すぎて過剰な感じもしました。そんな場合は、AM1くらい繊細なほうがちょうどよいのかもしれません。


HD800Sはどうでしょうか


次に、普段愛用しているベイヤーダイナミックDT1770を使ってみました。250Ω・102dB/mWなので、DAPでは鳴らしづらい部類です。あとHD800Sも使ってみました。

このような大型で比較的駆動が難しいヘッドホンの場合は、AM5モジュールのメリットが明らかになります。AM1、AM2モジュールとくらべて、個人的な感想としては明らかにAM5モジュールの圧勝です。とくにHD800Sの場合は、このAM5でようやく十分に駆動できているという感覚がありました。

IEMの場合でも感じたことですが、大型ヘッドホンではさらに、低音のスケール感が実感できます。単なるボンボンという空気の響きだけなく、空間の広がりのなかでちゃんと低音が楽器として鳴っているため、そのおかげで全体的なフィーリングも抜けがよく、音場が広々とするように感じられます。普段リスニング中に気がつかないちょっとした閉鎖感や圧縮感も、AM5モジュールにすることによってリミッターが外れたかのように開放的になります。音像の距離がリスナーから遠くなるというのではなく、楽器以外の背景が広い空間を感じさせるという意味です。

この音楽のメインパートと補助的な成分をきちんと分離してくれるというのは、良いアンプの必要条件だと思います。一部のアンプでは背景成分を無音にして意図的に聴かせないことでメインパートにスポットを当てますし、また別のアンプでは、背景成分をも前面に持ってくることで「全部聴かせる」ことに専念しますが、AM5はどちらでもなく空間処理が上手なのに感心しました。

HD800Sについてですが、AM5ではたしかにドライブ力は飛躍的にアップして、貧弱なアンプでよくありがちなシャリシャリ感も払拭されるので、常用に耐えうるコンビネーションだと思います。このヘッドホンのオーナーに意見を聞いてみたところ、たしかに上記に同意できるものの、想像以上にステレオイメージが左右に広がるため、もうちょっとセンター寄りにまとまりがあるサウンドのほうが好みだと言っていました。たしかにドンシャリ傾向も相まって、ステレオのダイナミック感が強すぎるかもしれません。

まとめ

AM5を装着することでかなりの高出力が望めるため、X7というDAPそのものの魅力が一気にランクアップしたように思います。

サウンドの傾向は力強いドンシャリタイプで、主役と背景をしっかりと分ける空間表現が印象的です。同じチップアンプを搭載しているからかも知れませんが、なんとなくPHA-3とか、そういった傾向のサウンドが好きな人は気に入りそうな音作りです。少なくとも難しいヘッドホンを十分に駆動する、という本来の目的は完璧に実現出来ています。

これだけのパワーアップが、コンパクトで低価格な載せ替えアンプモジュールで実現できるということ自体が、X7の魅力と汎用性を体現していると思います。

今後も色々なアンプモジュールが登場すると思いますが(個人的にはバランス出力のAM3に期待しています)、ひとまず誰もが納得できる高出力DAPというのは、色々なメーカーで探しても、このAM5以上のものはそうそう望めないでしょう。

余談になりますが、冒頭でも紹介しましたX7用の「AM0」という「ダミー用」モジュールも発売するそうです。これはヘッドホンアンプを内蔵しておらず、X7を純粋なライン出力DACや、S/PDIFトランスポートとして使う際に、余計なアンプ回路を排除するためのモジュールだそうです。バッテリーが長持ちするんでしょうかね。

Fiio X7 AM0のイメージイラスト

とくにFiioの本拠地である中国では、未だにDAPをトランスポートとした二段・三段重ねが「ハイエンドのステータス」として信奉されているらしく、このようなギミックが重宝されるとのことです。日本でも数年前まで(AKとかが流行るまででしょうか)、ポータブル三段重ねをゴムバンドで束ねたシステムをよく見かけました。

今回のAM5のような超高出力アンプモジュールがあるのに、それでもあえて外付けアンプを使うメリットはあるのか疑問に思いますが、それでも「外付け = ハイパワー = 高音質」というイメージが先行しているため、Fiioとしても複雑な心境でしょう。もちろんアンプの味付けを楽しむという面白さはオーディオマニアとして魅力的です。

ちなみに似たような方向性で、Fiio T3という「トランスポートとして特化したDAP」というのも現在開発中だそうです。

まだ具体的な構成は開発中ですが(Head-Fi掲示板で要望のアンケートをとっていました)ようするに、ポータブルDAC・アンプと併用するための製品です。マイクロSDカードとタッチスクリーン操作で、光・同軸デジタルとUSB出力をメインに、DACやヘッドホンアンプは申し訳程度のもので価格を抑えた商品だそうです。

Fiio T3のイメージイラスト

こういうのはこれまであまり無かったので、かなり面白そうですね。あいかわらずフットワークの軽いメーカーです。

Fiio RM1

ところで、Fiioが最近発売した「RM1」というBluetoothリモコンを買いました。直販で2,000円くらいの安い商品です。

Fiio RM1

ただのBluetoothリモコンなので、似たような商品は家電量販店とかで多々あると思いますが、意外とこのような音楽再生に特化した手頃なリモコンが見つからなかったため、このRM1の登場は結構嬉しいです。

コインサイズで、裏面にはボタン電池蓋とペアリングボタン

付属品のプラスチックアクセサリ

単純に、再生・停止・曲送り・ボリュームのみのシンプルな操作で、500円玉くらいのコンパクトサイズです。付属品でストラップ、カード型リモコンにするためのプラスチック板と、自動車のハンドルにつけるための指輪型アダプタがついてます。

AK240とペアリングできました

本来はX7用に開発されたのでしょうけれど、Bluetooth汎用規格なので、パソコンや、他社のDAPでも使えます。AK240でも簡単にペアリングできました。

普段AK240をバッグに入れているので、わざわざボリューム操作のために出し入れするのも面倒だなと思っていたため、このRM1リモコンは非常に便利です。DAPを触る期会が減れば、それだけ落としたり傷つけたりする確率も減りますしね。

使い勝手は良好ですが、数日間使っていて気がついた悪い点は、まず丸い形状は上下左右が手探りでわかりにくいため、持ち方によってはボタンの押し間違えが起こりやすいということ(ストラップの位置で慣れるしかないですね)、それと、ボタンはそこそこ硬いのですが、それでもポケットの中で偶然押されたりすることがあるので、できれば誤動作防止のロック機能がついていればよかったと思いました。

カッコいいけど巨大なAK RM01

AK240といえば、Astell &Kern RM01という25,000円の超高級リモコンがありますが、あれは機能的にこのRM1とほぼ一緒ですし、巨大で携帯には向いていないですね。

最近AndroidベースのDAPが増えてきて、必然的にBluetooth対応になっているので、このようなリモコンも手元にあればなにかと便利なアイテムです。

ともかく、Fiioという会社は、製品の品質やソフトのバグとかはちょっと際どい部分もありますが、「これは売れそうだ」と思ったものを猪突猛進のハイペースで展開してくれるので、いつも目が離せません。とくに今回のアンプモジュールの件など、低コストながらオーディオ回路設計は抜かり無いため、これからも頑張ってほしいメーカーです。